Blog

ブログ

まず時間を確保する

まず時間を確保する

何もしないという時間を作る。やっていそうでやれていないことが多いです。

お正月と言えばお年玉と冬休みというのが、わたし的な感性だったりします。

これは子供の頃から全然変わりませんね。

親戚の家に行くのもお年玉をもらいに行くようなもので、目的を達成したら早く帰りたくて仕方がなかった記憶しかありません。

もちろん今では初詣に毎年行きますし、年賀状も元旦になってから出したりもします。

それはわたし的にはお正月だからというわけではなく、子供に日本の文化を伝えておきたいとか、別の動機なんじゃないかなと思っています。

でも、それぞれの動機は何でもよくて、実行することがとても大切だということがある時期からわかってきました。

そして、お正月と言えば一年の計画を立てるという風習があります。

1つの区切りとして一年という期間を設けて、さてこれからの一年をどうしようかと思案するわけです。

昔から「一年の計は元旦にあり」と言われるくらい、お正月の定番行事でした。

昔は農家にしても商家にしても大工にしても、修行中の丁稚などを除けば雇われ者は少数で、ほぼ個人事業主みたいなもの。

江戸時代には和算が発達して、庶民が年貢の割合計算や複利の把握に数列計算をしているくらいです。

なので人々はこぞって元旦に一年の計を考えていたのでしょう。

現代ではサラリーマンが急増し、終身雇用で定年まで勤めあげることを前提に考えるため、あまり計を考えるみたいな習慣がなくなってきたのかもしれません。

正月でも働くような職種が増え、スーパーやコンビニは年中無休、店舗は福袋の販売などで元旦から働いています。

このブログも元旦午前中のマクドナルドで書いているので、本当にお店を運営してくれている人達には頭が下がります。

世間がそうなってくると、ひと昔前のように正月三が日は何もせずにゆっくり過ごすという考え方もなくなってきます。

普段から忙しすぎるので、溜まった家の掃除や片付けをやっていたら正月が終わった、という人も多いかもしれません。

もしくは毎日に疲れすぎていて、正月休みくらいは何も考えずに寝て過ごしたい。

実はそんな人たちこそ、何もしなくていい時間を作って、これからの一年を考えてみて欲しいと思っています。

この何もしなくていい時間というのがとても厄介で、手元にスマホがあるとついつい何かをしてしまいます。

ニュース記事を読んでいたり、YouTubeチャンネルを回っていたり、映画やドラマをダウンロードして見ていたり。

今は何でもできる時代なので、ついつい何もしない時間を作っていない。

少しだけ立ち止まって、一年とは言わず、自分の人生の計を考える。

そんな時間を作ることがとても大切です。

記事一覧に戻る