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えんとつ町のプペル

えんとつ町のプペル

現代社会へのメッセージが込められている、ある意味風刺的な側面があるイメージでした。

ひょんな機会を頂いてから早半月。

1月は出張が多かったために、やっと先日プペルを見に行くことができました。

ひょんな機会というのは、手を上げればいつでも機会を得られたのですが、わたしが手をあげてもいいのかなという遠慮が働いていたので時間だけが過ぎ。

そんな自分の【慎重さ】がかわいいと思いつつ、タイミング良く追加の募集があったので便乗して手を上げた感じです。

直後に締め切りのアナウンスだったので、滑り込みセーフといったところでしょうか。

そんな経緯もありながら観れてよかったなと感じるので、映画の中でも言及されている行動することの大切さということを小さいながらも感じる瞬間です。

巷では賛否両論というか、ある種の感情が先走った寸評や評価を耳にすることがちょっとだけありました。

ちょっとだけというのも、わたしはプペルは絵本も見たこともなければ、作者の西野さんとの接点が全くないので何をしている人かわからない。

絵本を無料公開して世間を騒がしていたり、吉本興業という枠組みを飛び越えて仕事をしていたりと、これまでの慣習や既得権益が大好きな層からは疎まれているかもしれないというイメージかも。

他にはオンラインサロンを立ち上げて、良い感じに運営をしているというところまでしか知らないので、評論をする材料が全くない感じです。

この辺りも自分の【分析思考】がかわいいと思いつつ、他者評価や先入観なしで作品を見れるのが良かったかもしれません。

そんなプペルの映画ですが、わたし的には楽しめましたし良かったです。

大筋のストーリー構成は王道で伝わりやすいですし、難しい表現もなければ、変に言いまわして難解な解釈を求める点もなく、とてもわかりやすい。

まさに万人に伝わるように作られた、わかりやすいメッセージを素敵作画のアニメーション映画で表現したという感覚です。

いやー、作画すごかったですね。

まず最初に言及するのが作画というのもアレなので、ちょっとだけ内容をば。

コロナ禍において働き方や自分の在り方について、大きな変化があったと感じることも多いかと思います。

目に見えるくらいの大きな環境の変化という劇的に社会が動いた結果、誰しもが今までになかった変化を感じたことだと思います。

でも、おそらくコロナ前から変化は着実に起こっていました

テレワークはIT業界では少しずつ行われていて、フリーランスなどの増加につれて実施する企業はありましたし、オンライン会議やセミナーも色んな国や地域をつないで実施されていました。

大きなところではGAFAの台頭であったり、GDPで中国の台頭であったり、世界各国の平均賃金や生産性の推移が明確になったり。

これらの事象を知った時には大きな変化になっていますが、その変化は今この瞬間にいきなり大きく変わったわけではありません。

外目から見たら目に見えないくらいの小さな変化の連続だったでしょうし、たとえ気付いたとしても自分ではどうすることもできないと感じるような変化でしょう。

気付いた時には革命が起こったと思うくらい環境が変わっていたのを感じますが、その変化を起こしたのは確実に同じ人間です。

実は誰しもが変化を起こせるが、多くの場合は変化を阻害する何かがあるということ。

あとはどうするかはあなた次第、社会全体で進もうよ、というメッセージが込められているということでしょうか。

そして、偶然にもコロナ禍という大きく変わるチャンスにも関わらず、社会はどうなっているでしょうかという提起でもあるかもしれません。

何はともあれ、表現の仕方が上手いなって感じる作品なので、一度は見て欲しいなと思います。

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