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あれ?を科学する

あれ?を科学する

寄り道も脱線も道を拓くことに繋がるかもしれません。

確定申告の時期となりました。

わたしの場合は法人の決算が終わった頃に確定申告となるので、タイミング的に一年の数字が一気に出揃うような感じになっています。

意図していたわけではなかったけれども、結果的に全体の数字を把握しやすくてよかったなって思っています。

完全に偶然の結果なのですが、世の中には偶然の産物って結構ありますよね。

ポテトチップスもその一つで、スライスしたジャガイモが厚すぎるというクレームに意地になったシェフが、これでもかと薄くスライスしてカリカリに揚げたのが始まりだったりします。

ソフトクリームのコーンは暑い日にアイスが売れすぎて、お皿が足りなくなったから隣の屋台のお菓子を巻いてアイスを乗せたのが始まりだと言われています。

他にも多くの発明品が偶然から生まれたわけですけれども、その中にはうっかりミスから生まれた発明も数多くあるのが面白いものです。

ペニシリンと呼ばれる抗生物質は、バクテリア研究者が試験皿を放置したまま休暇に出てしまって、帰ってきた時に生じていた繁殖の結果が元に生まれたと言われています。

みんな大好きチョコチップクッキーは、本来調理用のチョコを溶かして生地に練り込むところを切らしていたため、おやつのチョコを小さく切って生地に練り込んだのが始まり。

これはオーブンで焼いている際に高温でチョコが溶けて生地になじむだろうと考えていたのですが、想定外にチョコが固形のまま残ってしまったという偶然です。

そんな偶然がなければポテトチップスもなかったしチョコチップクッキーもない。

抗生物質も生まれていなかったかもしれないので、今では助かる命が助からなかったということも起こり得るかもしれません。

今の科学の分野でも、偶然が織りなす発明はたくさんあるんだろうなって思います。

これらに共通する特徴には、計画通りに進んだ発明は1つもないということですよね。

想定通りに物事を進めていたはずなのに、何かしらの障害やうっかりが入り込んで違う結果になってしまった。

上手くいくはずだったのに、思っていたのと違う出来事が起こってしまったんです。

チョコクッキーを作ろうとしたのに、材料を用意し忘れてしまった。

ちゃんと料理を作っているのに、ジャガイモが厚いなんてクレーマーみたいなことを言う客がいる。

こんなことが起こってしまうと、やっぱりイライラしたり落ち込んだり、複雑な感情が湧き出てくるかもしれません。

そんな時、何かが生まれるチャンスだと考えて、お気軽に対処できるとワクワクに切り替わる時があるってことですよね。

想定外と思われていた出来事が思いのほか、役に立つんじゃないかという視点も素敵なんです。

世の中、イノベーションとかカッコいい言葉が飛び交っていますが、簡単に言うと今までとは違うことをやってみること。

お気軽に生きてみるのも、結構大切な要素だったりします。

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