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ふわっと楽しむ

ふわっと楽しむ

楽しいという感覚は抽象的なので、深く考えないことがとても大事だったりします。

この間の懇親会で、医療の発達からこれから寿命はどんどん延びていくよねー、という話題がありました。

現代の医療の発展は目覚ましいものがありますが、専門的すぎて普通に生活をしている上では気付かれないこともとても多いです。

例えばもうすぐ日本でも接種が始まるコロナワクチンですが、従来のやり方では長い開発期間が必要でした。

ワクチンの開発は通常10年以上はかかることが普通ですが、コロナワクチンは1年足らずです。

まぁまぁすごい短縮具合ですが、開発過程を飛ばしているとか、臨床試験をおざなりにしているとか、そういうわけではありません。

TOC的にいうと、ポイントは2点に絞られるんじゃないかなと思います。

1つは前工程が完了しないと次工程が仕事を始めないということをやめて、多くの工程が同時進行したということ。

もう1つは今まで該当ウイルス(インフルエンザワクチンならインフルエンザウイルス)を使ってワクチンを作っていた手法をやめて、DNA~mRDAから作ってしまおうという方針のボトルネック解消です。

医療と科学技術の発展によってこれらの施策が可能になり、ワクチン開発期間の大幅短縮に繋がっています。

各手法や用語は難しい単語が並んでいますが、今まさに話題の内容なので解説がWebにあれこれと掲載されていますので、チェックしてみると面白かったりします。

そんなこんなで話が脱線していますが、医療が発達すると病気の心配が減るし、怪我の治療方法も変わるので人の寿命は延びるような気がしますよね。

寿命が延びることはとても嬉しいことですし、人生の持ち時間が増えればやりたいことをやれる時間も増える

人生は壮大な暇つぶしという言葉があったりしますが、まぁまぁ長~い暇つぶしが必要ですよね。

どうせだったら楽しく暇つぶしをしたいものですし、楽しい時間だったらずっと続いて欲しいと思うものです。

じゃあ、楽しく暇つぶしをするにはどうするかなぁって考えると、理論的に対策を打つとするならば、人生の中で使っている時間が一番長いものに対策を打つのが効果的。

人生の中で何に一番時間を使っているかというと、一般的には「仕事」の場合がほとんどです。

多くの企業は8時間労働ですが、通勤時間や残業時間であったり、休憩や食事時間を合わせると、10時間以上になることが多いのではないでしょうか。

1日24時間のうちで10時間ともなれば40%以上なので、この仕事の時間をいかにして楽しくするかで人生の質が変わってきたりします。

とはいうものの、今の状態だとあまり楽しめていない人が多いのも事実です。

就職ジャーナル調べで、働くことが楽しいかをアンケートした結果、「楽しい」「まあ楽しい」を合わせた人数は約半数。

さらに年代別で見てみると仕事が楽しいと感じる割合が半数を超える年代は60歳代のみと、年代が下がると仕事を楽しむ割合が相対的に少ないという結果になっていました。

個人的には楽しむことでパフォーマンスも上がると思っていますし、わたし自身が完全にそんな感じでした。

そうはいっても、環境に左右されずにパフォーマンスを発揮できるのが優秀なビジネスマンなのですが、そんな完璧超人は中小企業には滅多にいません

そして、完璧超人な人材を求めてもいけません。

もし追い求め始めてしまったら、少しずつ坂道を下ることになるでしょうし、勢いがついたら転げ落ちる未来が待っていると思っています。

今いるメンバーで最高の結果を導き出す、その為に楽しめる環境を作る。

改革の最初の一歩は、そんな感じにふわっと雰囲気を作っていきたいですね。

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