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情報を見抜く力

情報を見抜く力

心配のほとんどは「起こってもいないことに対する取り越し苦労」であり、「考えなければ発生しないもの」という研究結果があります。

普段何気なくスマホを使ってしまいますが、それに合わせてニュースガジェットをついつい見てしまうんですよね。

スマホやPCから使用者の情報を取られてしまう時代になってきましたので、検索したり閲覧したりする情報から、その人が興味のあるであろう事柄はニュース配信者には筒抜け状態です。

最近でもLINEが情報を中国に送っているという事実が判明していますし、これはLINEに限った話ではないでしょう。

ということは、わたし達に表示されるニュースもまぁまぁ気になる記事が多くなるので、ついつい見てしまうのが心情というものです。

興味があるからいいのですけれどもね。

後から考えると時間がもったいなかったなぁと思う反面、楽しめるのならいいのかもと納得する面もあったりなかったり。

そんな今日この頃なのですが、ニュース記事を見ているときっと作り話だろうという記事が若干目に付くようになった気がします。

そういう話は大抵、ネガティブな話題なんですよね。

最近目にしたのは、飲食店は20時までという営業時間短縮要請に応じれば、1日あたり6万円の協力金を支給する件に関連すること。

先日のブログにも書きましたが、大きな箱を構えていない限りは、飲食店にとって1日6万円は相当な利益を生み出します。

普通に原価率40%の飲食店が営業を行った場合では、20時以降に売上ベースで10万円を稼がなければ、粗利益では6万円にならない金額。

ある意味、働かなくても飲み歩けるくらいの収入が担保されている状況です。

突然、降って湧いた美味しい話に骨抜きにされたのか、飲食店数店舗を経営する旦那が働かなくなり、営業している店にも入らずに社員に任せきり、連日常連客と連れ立って飲み歩くようになったと。

その事を少し諌めた所、ぶっきらぼうに「コロナが終わったら働くよ」と言ってどこかへ行ってしまったそうです。

そんなことがあって、今後コロナが収まったとしてもちゃんと働いてくれるか将来が不安だという、妻側の告白のような記事でした。

わたしが心情的な見かたをしないからかもしれませんが、どうにも現実感が薄くて本当の出来事に感じられないんですよね。

何ていうか、ワンパターンな昼ドラを見ているかのような感覚に陥ります。

日本人って不幸話、好きですよね。

わたしが子供の頃におしんという連続テレビ小説がありましたが、空前の大ヒット。

番組や記事やニュースとしては、不幸やショッキング映像の方が数字を取りやすいのと同じなのでしょう。

コロナウイルスによる影響で、負のイメージばかりを増幅させて不安を煽るような感じなのかもしれません。

たとえそれが事実かどうかは別としても、です。

今回のような将来に対する不安は、実は97%は起こらないと言われています。

不安や心配事のうち、85%は不安は実現せずに良い結果を生み、残りの15%のうちのさらに79%は考えていた不安ほど悪い結果にはならなかったという研究結果があります。

ということは、考えていた通りに不安な結果になったか、それ以上の悪い結果になったことは3%しかありませんでした。

起こりづらいことにフォーカスを当ててパワーを使ってしまっていては、なかなか良い結果を出す為にパワーを使えません。

不安や心配事とは一生のお友達ですが、それに心を消耗させてしまうのはとてももったいないですね。

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