人間の顔が全員違うように、内面に抱いている想いも信念も思考パターンも全員が違いますので、氷山の隠れている部分を解き明かしていくことが大切です。
前回のブログで自己診断ツールの話が出たので、今回はそのお話にしようかなと思っています。
思ってはいるのですが、書こうと考えていた内容がシンプル過ぎるので、どうやって表現しようかと悩んでいましたが、そんなところが【コミュニケーション】が最下位資質なんだなぁって実感しますね。
そんなことで時間を使ってもしょうがないのでいつも通りに下記ながら考えようかと思います。
自己診断は何のためにやるのかというと、読んで字のごとく自分を診断してもらって自分自身を知るためなのでしょう。
自分のことは自分が一番知っている、と感じている人も多いですが、自己診断ツールを使って多くの人と比較してみると、自分の立ち位置が思っていたのと違っていた!と気付く人が多いのも事実だったりします。
そんなこんなで自分を知っていくのですが、その過程で自分と他人との違いも知っていくことになります。
自己診断ツールとはいうものの、その範囲は自己のみに留まることではなく、他者へと繋がっていき、身近な同じ会社の同僚たちへ広がり、これまで縁の薄かった赤の他人へと広がっていくもの。
とてもシンプルに表現すると自己診断ツールとは、人間を知る道具の1つだということになるんです。

そんな大げさなと思うかもしれませんが、いつも一緒にいると思っている間柄でも、おそらくは10%も相手のことを知らないだろうなって思っています。
例えば親子の関係で子供のことは何でも知っていると思っていたとしても、実はそれは表面上の結果だけであって、その結果に至った経緯はよくわからないことが多いでしょう。
経緯もプロセスそのものではなく、そのプロセスに至るまでの思考パターンと言ってもいいかもしれません。
この思考パターンが1人1人全然違うわけなので、簡単にいざこざが起こる原因になるし、逆に得意同士を活かし合える関係にもなれるということです。
1つの組織で考えてみると、仲間同士がいがみ合っているチームと強みを活かしているチーム、どちらで働きたいかを言われれば後者ですし、どちらが結果を出すかと言われても後者になります。
後者になるためには人間を知らなければたどり着けませんが、人間を知るための1つの側面が自己診断ツールという立ち位置になるという感じです。

MGでよく言われる「教えない」「教え合い」「紙は自分で」という3つの教えがありますが、わたし的にはこの3つは人間を知らないと効果は薄いと感じています。
この3つはベースとなるものとして教えられましたから、インストラクターをやる際には黙々と実行していました。
が、回数多くインストラクターを担当して、多くの人間に触れてくるとふと「これは無条件ではないし、全員に対してではないし、場面によっても異なる」ということに気付いた瞬間がありました。
「教えない」「教え合い」「紙は自分で」はとてもシンプルな指標で、最初は行動指針として助けられる時が多かったですが、ふと周りが見えるようになってくるとエッセンスを足していく必要があることに気付いた感じです。
この周りというのは「人間1人1人」であり、学び方も違えば伝わる言葉も手段も違う、身も蓋もないことも言ってしまえば能力や理解力すらも違う。
ある程度は一括りに「教えない」「教え合い」「紙は自分で」で大丈夫だけれども、そこから外れたところをどうするかは別の教えにある「You attitude」になります。
ある程度は相手に合わせた対応をしていき、相手中心のコミュニケーションを取っていくことで、お互いの信頼関係が生まれ、学びや仕事のプロセスが格段に良くなっていく要因になるんです。
そして、このYouも二人称ではなく、複数形のYouにしていけますので、相手を知る範囲が広がっていけば、多くの人を輪の中に入れることができるでしょう。
顔を見て決める。
そんなシンプルな一言の中には、ものすごくたくさんの想いが込められていると改めて感じる瞬間です。
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