繰り返しMGをしていると、過去にインストラクターがレクチャーしてくれたことを唐突に思い出す瞬間があります。
先日は本社から歩いて10分ほどの場所にある会社の社内MGに参加させて頂いていました。
お付き合いも結構長くなって、お互いに同じ時期にMGを始め、東京MGの会場で出会ったのが最初です。
これまで色んなインストラクターの話を聞いていると、悪い意味ではない違和感を感じることがあるのがとても素敵なんです。
違和感というと間違っているんじゃないかとか、無くしていかなくてはいけないものと捉えてしまう時があるかもしれませんが、そんなことはないんです。
違和感は気付きのポイントであり、成長の分岐点だと思っています。
違和感の原因は何か、何が最良なのかを考えるきっかけなので、とても大切にしていきたい感覚です。
この前は第1期でそんな違和感を感じました。
あー、なるほど。と自分一人で納得していたのが自分らしいなと、密かに思っていたのは内緒です。
MG第1期ではおもちゃのお金を使って取引のやり取りを行います。
機械を買った、材料を買った、商品を売ったなどをすることで、このお金がどんどんと動いていきます。
第1期は練習の期なので、10回ほど簡単なお金のやり取りを行いながら取引の練習をするのですが。
このたった10回ほどの簡単なやり取りでも、ミスが起こります。
帳票に記帳した現金残高と、手元のおもちゃのお金の残高が合わないんですよね。
最初の頃は「まさか。。。」と思っていましたが、たいていのMG研修で参加者の中に1人はいます。
先日のMGにもいたんです、帳簿残高と手持ち現金が合わなかった人が。
そんな時に、過去に教えてもらった裏技的な教えを思い出したりするんです。
「帳票に書いた現金残高になるように、手元のお金を合わせればいいんです」
先輩インストラクターにそう教えられた時は、「そんなバカな」と思っていました。
ゃー、素直じゃないですね。
材料を1個13円で3個買うんだから39円払う、その結果が127円の残金になるのが普通でしょう。
そんな風に考えてしまっていました。
でも、たとえそれが今までの普通であったとしても、誰しもがミスのないやり方で行える方法が別にあるとしたら、どうでしょう。
ミスもなく、ストレスもなく、スムーズに研修が流れる環境になりますよね。
不特定多数の人が集まる研修でもそうなのですから、日常業務でももちろん効果が望めます。
もっとミスのなくなるやり方、時間のかからないやり方があるかもしれません。
それらのやり方は今まで自分たちがやってきた普通の中からは、残念ながら生まれてきません。
でも、誰かが突飛でありながらも、革新的なアイデアを持っているかもしれません。
そんな可能性を抱きながら、色んな人の意見に耳を傾けることも大切です。