若いというのは任せられない理由にはならず、むしろ積極的に頼る存在になります。
先日は弊社主催のMG（MQ戦略ゲーム）研修を行いました。
緊急事態宣言が発令されているため、広く集客はせずに趣旨を理解してもらえる範囲での活動となった感じです。
3月以降は再びイモ洗いでの学びの場を提供したいなと思いつつ、新しく学びを求める人たちにお気軽な場を提供できる機会も面白いものでした。
今回の1日目は12人の参加で、10名が初参加、2名が1桁期数というフレッシュな顔ぶれ。
数年前の企業研修で同じような場面を体験していましたので、それなりにこなせるかなというイメージはあったのですが、その時とは1点だけ異なる条件がありました。
企業研修ではなく、参加者同士が初めて顔を合わせる人も多かった為、参加者同士がお互いをフォローする関係性ではなかったということです。
このあたりは普段から一緒に仕事をしている者同士は強いですね。
そして、MG特有の素敵な理念である「教え合い」が浸透するまでは、少しばかりの期数が必要だということ。
逆に言うと、MGの理念が自分の中に浸透してきたら、きっと周りから感謝されるような人間になれるんだろうなって感じています。
わたしも少しずつ、そんな境地にたどり着けるように歩み続けたいなと思いつつ、まだまだMG道の先は長いような気がします。
それでも明るく前向きな人達のおかげで、全員が最後までやり抜けたのは参加者全員のおかげでした。
企業研修と違って自分の意思で参加してきている反面、自分の意思で辞めることもできます。
1日目の2期が終わった後の決算で、早くも決算でリタイア宣言をした参加者が出た時はちょっとだけ焦りました(笑)。
インストラクターとしての経験値が足りないと感じる瞬間ですね。
それでも柄にもなく説得して、あの手この手でやる気にさせて、つきっきりでマトリックスを終わらせて。
結局は3.5期にも来てくれて、2日目も明るく元気に参加してくれたのが嬉しい出来事ですね。
20代前半の若いSEですが、今まで数字系をとことん避けてきたそう。
とことん避けてきたものにMGでがっつり直面して、すぐさま逃げ出したいくらい嫌な思いをしているのに、結局はやり遂げてしまう若い力ってすごいなって思いますし、今となってはそのパワーには敵わないなと感じます。
他にも大学生が初参加してくれていましたが、2日目午後のスピーチでは「経営では周りを見ないとうまくいかない」という気付きを共有してくれていました。
初参加の人たちの多くは自分の会社を見てスピーチしていましたが、大学生はしっかりと周りの市場を見ていたんですね。
若いというのは経験不足と見られるかもしれませんが、それを補って余りある純粋で柔軟なパワーと可能性を秘めています。
リスクカードを引いた時などの振る舞いや言動は、世代によっては眉をひそめるような内容かもしれません。
それでも、これからの時代を担っていく世代。
わたし達の常識が通用しない世界で育ってきて、その世界観の中で生きていくのが彼らです。
ちょっとした些末な違いは隅っこに置いておいて、しっかりと物事の本質を伝えていきたいなと思っています。